【ブリティッシュウイスキー】BANKHALLの魅力

イングランド北西部のブラックプールに拠点を置く、比較的新しいブランドのウイスキー。

イギリス国内で高品質のアメリカンスタイルのウイスキーを目標としています。

シングルモルトながら、近年の中ではコスパ抜群で、どことなくBUSKERに似たようなボトルデザインですが、中身は全く違うものになります。

甘美なバニラやフローラルな香り、スムースでクリーミーな飲み口で、初心者の方にも飲みやすく、お値段も2,500〜3,000円前後とお手頃に楽しめるシングルモルトウイスキー。(※価格は販売店によって異なります。)

今、注目のブリティッシュウイスキー『BANKHALL』についてご紹介します。

出典 : バンクホール ブリティッシュ シングルモルト amazon.co.jp

スコッチとブリティッシュ

地理的な違いから、スコッチはスコットランドで生産されたウイスキーのみがスコッチと呼ばれ、ブリティッシュウイスキーは、広い意味でイギリス全体で生産されるウイスキーを指します。(スコットランドを含む、イングランド、ウェールズ、北アイルランドで生産されるウイスキーを含みます。)

特にイングランドでのウイスキー生産は、長い歴史を持ちながらも、近年復興しつつある興味深いカテゴリーです。

そんな新たな波の中、注目されるべきイングランドのウイスキーブランドの一つ、BANKHALLは主にスコッチではなく、ブリティッシュウイスキーになります。

アメリカンスタイルと製法

BANKHALLはアメリカのバーボンや、ライウイスキーから影響を受けており、スムースで甘美なフレーバーを持つウイスキーを生産しています。

樽熟成によるバニラやキャラメルの風味が特徴です。

イギリス国内の良質なモルトや水を使用し、元々の風味を最大限に生かす製法を行なっています。

主にアメリカンオークの新樽や古樽を使用し、これがウイスキーに豊かなバニラやスパイシーな味わいをもたらしています。現代的な蒸留技術を駆使し、スムースで飲みやすいウイスキーを目指しています。

味わいの特徴

香り

甘美なバニラやフローラルな香りが初めに感じられ、アメリカンオークによる影響が強く、リッチな香りが漂います。

洋梨やフルーティー、鼻をくすぐる爽やかさを感じられます。

味わい

口当たりが非常にスムースでクリーミーで、バランスの取れた滑らかさが特徴です。

キャラメルの甘みが全面に出てくる一方で、ほのかなスパイス感が後ろに感じられます。これにより、複雑さと奥行きが生まれます。

後味

スムースな飲み口の後、長い余韻が残る印象。樽由来のオークやバニラ、スパイスの香りが口中に広がり、満足感を与えます。

おすすめの飲み方

ストレートやロックで飲むのも美味しいのですが、ハイボールでの飲み方がおすすめです。

スムースな飲み口の中に、甘みとフルーティーさが広がります。

特別濃厚なハイボールというわけではないのですが、シングルモルトでこのコスパを考えると、初心者の方の飲みやすさも含め、十分満足いくものだと思います。普段からハイボールを飲まれている方でも、食中酒にぴったりで、お魚料理にも合うと思います。

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酒屋さんやネットショップで

今、目の前で検討されている方は、ぜひ記事を参考にしていただければと思います。

スモーキーな風味を求めている方には、物足りなさなどを感じてしまうかもしれませんが、飲みやすくて美味しい、コスパの良いシングルモルトとしてはぴったりだと思います。

そして、BANKHALLが気になっている方は、ぜひお近くの酒屋さんや、ネットショップなどで探してみてはいかがでしょうか。

ブリティッシュなひとときに

ブリティッシュというジャンルは、あまり聞き馴染みがない方も多いかと思います。

個人的なお話ですが、英国といえばどこか紳士なイメージがあって、ブリティッシュウイスキーと聞くと、響きがよく聞こえます。(笑)

お話のネタにもなりますし、今後こういったラインナップが増えるのも、ウイスキーファンにとっては嬉しいことですね。

クリスマスも近づいてきているので、ホームパーティなど、ジューシーなチキンのお供にもぴったりです。