【至福の組み合わせ】極上のブリヒラをハイボールと共に

  • 2024年10月17日
  • 2024年10月20日
  • 彩り

秋が近づき金木犀の香りが心地良い季節になってきましたね。

近くのスーパーでも味覚の王様である松茸や、旬の魚が並ぶようになってきました。

そんな中『ブリヒラ』という魚はご存知でしょうか?聞いたことはあるけど、いまいちよくわからないなど、たくさんの意見があると思います。

こちらの魚はと言うと…

ブリとヒラマサのハイブリット種。

ブリのこってりした旨みと、ヒラマサの歯ごたえが組み合わさって、生食に適した非常に美味しい魚なんです。

ブリとヒラマサの違い

ブリは大きさによって呼び名が変わる出世魚。

地方によって多少呼び名や大きさの定義は異なりますが、ツバスやハマチといった成長過程から、最終的にブリへ進化します。概ね80センチ前後になるでしょうか。

一方でヒラマサは幼魚のことをヒラゴと呼ぶことはありますが、出世魚ではなく一貫してヒラマサと呼ばれています。

ブリとヒラマサは、個体の僅かな差によって、稀に見間違えるほどよく似た見た目をしています。

出典 : TSURI HACK

しかしその味の差はしっかりと違いがあります。

ブリヒラマサ
脂がのっていて濃厚な旨みがある。身質は柔らかめあっさりとした味わい。身質がしっかりしていて歯応えがある
※熟成度や魚の状態にもよります。

近畿大学が長所を組み合わせ開発

ブリとヒラマサは自然界でも稀に交配しますが、一般に流通するほどの量は存在しないそうです。

そこで、養殖用稚魚の生産技術において、世界的な研究機関である近畿大学水産研究所が、互いの良いところをとり開発しました。

水産資源の枯渇問題に取り組んだ背景で、より安全に生食用として食べられるように提供されています。

近畿大学 【ブリヒラ】

こうして、ブリのこってりとした濃厚な旨みに、ヒラマサの歯ごたえと美しさを兼ね備えた美味しい魚が生まれました。ちょうどいい塩梅が舌を唸らせ、ハイボールが進みます

今ではお寿司屋さんや、ロピアなどのスーパーで取り扱っているお店も多いので、お買い物のついでに水産コーナーなどを覗いてみてはいかがでしょうか?

もしも売っていないときは…
今の時期(秋)は天然物のツバス(ワカシ)やハマチが非常に多く、お値段も安価で流通しています。そのまま醤油をつけて食べるのも十分美味しいですが、塩とごま油を適量入れ混ぜ合わせると、ハイボールにとてもよく合います。簡単なのでこちらもオススメです!

生食の話になればアニサキスの話題がよく上がりますが、一般的には、天然物より養殖の方が限りなくゼロに近いとされており、普段からお刺身を食べている方でしたら、極端に神経質になる必要はないのかなと思います。

もちろんリスクが全くないわけではないですが、可能な限り新鮮なものを選んだり、体調のすぐれない時や、生食が心配な場合は加熱するなどして、十分にリスク管理されることは大切です。

何より、お刺身など生食でいただくことはメリットもたくさんあり、食味の良さはもちろん、栄養価が高く、ダイエットや美容にも良いとされています。

お酒の肴としても最高の組み合わせのひとつですね。

※画像はイメージです。

至福の一品をハイボールで

基本的にはご家庭でよく飲まれている、角やブラックニッカなどのハイボールでも合うと思いますが、

特に意識して欲しいことは、炭酸をよく効かせてあげることが大事だと思います。 

 

  1. グラスにたっぷりと氷を入れ、よく冷やす。(溶けた水分は捨て、減った分の氷を足すと尚良し)
  2. お好みのウイスキーを適量注ぎ、軽く混ぜる。
  3. 氷に当たらないように、そっと炭酸を注ぐ。
  4. この時点でも良く混ざっているのですが、そっとひとかきしてもOK
  5. 香りを感じながら、美味しくいただく!

炭酸水は使う度に冷蔵庫などで冷えた状態キープしてあげると長持ちします。

バランスの取れたブリヒラのお刺身を口に運びゆっくりと味わい、そしてよく冷えた爽快なハイボールで流し込む。

ぎゅっと目を閉じたくなるほど絶品です。

程よく脂と旨みを感じ、歯ごたえもあり、食べ応えが十分。

そしてハイボールがよく合います。

まさに至福のひとときと言ったところでしょうか。

ブラックニッカスペシャルをチョイス

出典 : ブラックニッカスペシャル アサヒビール

ハイボールにすると、穏やかなピート感と共に、程よいビターさがお刺身によく合いました。また、スペシャルという名も相まって、幸せ度数は上昇します。

ディープブレンドや、最近登場したニッカフロンティアよりは少しマイナーな部類に入るかもしれませんが、長年愛されているとてもよくできたウイスキーです。

720mlと少しお得なところもポイントで、お値段も比較的安価で手に入りますよ

バリエーション豊かなひとときに

ウイスキーにたくさんの種類があるように、魚の種類もたくさんありますよね。

調理法や食べ方を変えてみるなど無限に可能性があると思っていますし、合わせるウイスキーによっても、味わいが変わったり楽しみは増えるばかりです。

割り方にもよりますが、ウイスキーは炭酸水だけで作るハイボールなど、ビールや日本酒に比べてカロリーは低めになっています。

そしておつまみも工夫することによってさらに抑えることができると思うので、魚介類はとても良い選択肢なのかなと思います。

もちろん我慢のし過ぎはかえってよくないこともあるので、飲酒は適度に心がけ、合わせる食材も工夫して楽しんでもらえたらと思います。